ラムサール条約にも登録されている、マリモで有名な湖。
周囲に活火山があるため温泉街や、北海道で最も大きなアイヌの集落であるアイヌコタンがある。理由はわからないが、非常に観光客が多い。
なんですか、ここは。静かな湖を好む自分にはあまりにショックな場所でした。
最も立ち寄りやすいのはアイヌコタンとその周囲の温泉街ですが、もう完全に『バスで大量にくる観光客を飲み込む場所』ですね。立ち並ぶ観光ホテルに大きな駐車場、大きな観光バス、ぞろぞろ降りてくるおじぃにおばぁ。
アイヌコタンは大変きらびやかに店構えをして、熊やコロポックルの木彫りなんかが売られています。店にいる人を見ると、顔つきから明らかにアイヌの末裔と思われる方がいて・・・あまり言ってはいけないんでしょうけど、なんか悲しくなってしまいました。
温泉、ホテル、お土産物屋がびっしりあるので『観光旅行』で行くならいいんですが、ツアラーのように『旅』を目的で行く場合にはアイヌコタンはオススメしません。というか、旅の雰囲気ぶちこわし!ウォー!!
ただし、湖の周辺はそれなりに見るものがあるようです。泥火山が噴出するボッケとか。旅中には知らなかったんですが、当時情報があれば絶対見に行きましたね!
そういえば阿寒湖のマリモって国の天然記念物なのに、売られているのはどうして?という矛盾を感じたことありませんか。実は売られているマリモは天然マリモではなく、人の手で丸められて作られた、人工マリモなのですよ。
俗物化進行度:☆☆☆☆☆ オススメ度:☆☆