もうね、大好きです、野付半島。一日中見てても飽きないくらい大好きな景色のひとつです。このあたりには昔、トドマツやナラが生えていたのですが、地盤沈下で海水が侵入してきて、そのまま木々が立ち枯れしてしまったそうです。
トドワラは半島奥のネイチャーセンターからさらに先に進んだ場所で見られます。私はネイチャーセンターから先に進んだことはないんですが、トドワラは根本部分が残っているだけということです。写真で見る限りだと、この周辺はさみしく、荒涼とした感じがします。
しかし。なんといっても一番の名物はナラワラ。半島を快走している最中に、湾の内側に広がっているのが視界に入ってきます。広い湿地(?)にポツポツ生えた色のない草、その先には立ち枯れして白骨と化したようなナラワラの姿。ナラワラの先にはかろうじて緑色をした木々が生えていて、あそこを超えたらあの世が待っているんじゃないかと思えるほど不気味な光景です。道路からナラワラまではだいぶ距離がありますが、一度バイクをおりて湿地を歩いてみたことがあります。が、えもいえぬ気持ち悪さからすぐに引き返してしまいました。ここは歩くところじゃないですね、遠くから眺めるだけがいいところですね。
