泣く木

 

 道路をねじ曲げるようにして立っているニレの木。開拓時代の労働力として使われ、命を落とした囚人たちの霊が宿っているとも、自殺した女性の霊が宿っているとも言われている。
 道路工事の際、この木を切り倒そうとしたがチェーンソーをあてるたびに「ヒィー」と言った声が聞こえ、事故がおきたり人が亡くなるといった怪奇が相次いだという。
 現在でもこの付近は事故が多いらしい。北海道の心霊スポットのひとつ。



 

 今回泣く木について書くにあたりネットで色々と調べていると、自分が2003年に見た泣く木は別物だったのかもしれないと思うようになりました。でもせっかくなので自分の見た話を・・・。

 事前情報としては、「道路を塞ぐようにして立っている」くらいのものでした。国道237号線から道道136号線に入ると、ほとんど車の気配がありません。こんなに道幅もあってキレイに整備されてるのに・・・なんて税金の無駄遣いなんだ!ム○オめ!走りながら心の中で憤ってました。
 しばらく進むと道がいきなりぐねっと連続して曲がってきます。道沿いには木が立っている所が多く、思わずこれが泣く木かと何度か勘違いしそうになりました。
 そしてついに・・・目に飛び込んできた瞬間、「ここがそうだ」と察知しました。道の曲がり具合が非常に気持ち悪いです、確実に目の前を避けて敷かれています。
 ちいちゃんとバイクをおりて木を眺めました。
「なんか・・・すごいね・・・。」
 木の傍らには、泣く木の由来になった出来事や、アイヌの男女の悲愛にまつわる伝承が書き記されています。しかし目の前にある木があまりにもおどろおどろしくて、すぐにその場を立ち去ってしまいました。

 この道で事故が多い理由は、道幅も広く整備が行き届いている割にいきなり連発する急カーブのせいだと思います。ただ、それだけの理由でこんな立派な道に自動車の気配がほとんどないのもおかしいと思うのですが・・・地元の方は避けてるんでしょうね、あの道。霊感体質の方にはオススメしたくない場所です。

気味悪さ:☆☆☆ オススメ度:☆☆

北海道の秘境 遺跡 廃コレクション

 

 

実はこれを書いている最中頭が痛くなったことは大きな声では言えません。

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