広尾から襟裳岬に向かってひたすら海沿いを走る国道の別名。
北海道らしく大変キレイに整備されている道は最高に走りやすいうえに、海沿いということもあり晴れているととても気持ちよく走ることができる。
名前の由来は、
「この道をつくるのに道に黄金を敷き詰めるほどの巨額を投じた」
というエピソードから。道を切り開くには大変な難所だったらしく、当時網走監獄に送られた罪人が労働力として使われ、たくさんの人が命を落としたらしい。
そんな哀しい過去ももちあわせた、北海道でも屈指の快走ロード。
ここは本当に気持ちいい!!帯広・釧路方面からのアプローチはこの道があるおかげで行きも帰りも気持ちがラクになります。まあ、晴れていればの話。雨降ったらアプローチする気なくすだろうなぁ・・・。周辺は岬以外なんもないし。
しかしこの道、黄金道路と言われるほど巨額の富と人命を投じて建設する必要があったのでしょうか?ほんっとに人いないよ・・・コンブほしてる地元民か、いてもサーファーがほとんどなんですけど。。
黄金道路が始まる辺りから少し南下するとちょっとした滝(フンベの滝)があり、晴れていればいつでも小さな虹を見ることができます。バイクをとめて軽く休憩したり写真をとりたい、おすすめスポット。ただし駐車場はなし。路肩が広いからいいんですかね??
また、頻繁にくぐる覆道の雰囲気がとてもよくて、中から海に向かって写真を撮ると絵になります。
ただし・・・この道を走った後はしっかり潮をおとすこと。バイクがとっても潮煙りしています。メットのシールドもすごい勢いで白くなりますよ。
あと余談ですが・・・襟裳岬から引き返して走っている最中、かずさんが道の外れに落し物とおぼしきリュックを発見。警察に届けようか悩んだあげく、中を確認してみることに。そんなかずさんが見たものは・・・大量の使用済みのティッシュやゴ○でした・・・えぇ!?ちょっとちょっと!!ほんとありえない!・・・まぁ今となっては笑い話、いい思い出さ〜。
以下、さらに余談。
黄金道路の終点、襟裳岬に近づいてくると、百人浜という場所に出ます。名前の由来は諸説あるらしいんですが、私が一番印象に残っているのは以下の話。
「昔、この浜に朝鮮の船が流れ着いた。流れ着いたのは折りしも道路をつくっている最中。ここは道づくりの難所だったため、船に乗っていた朝鮮人はみな捕らえられ、労働力として使われたあげく、人身御供にされてしまった。それがここ、百人浜だった。」
本当かどうかはわからないけど、どこかのライダーハウスに百人ヶ浜で一人キャンプを張ったというライダーと出会ったので話を聞いてみました。すると深夜、ひたすらテントの周囲をざっざっざっと音を立てて、ぐるぐる回られたらしいです・・・(´_` i)タラー
黄金道路ができたのはそんなに昔の話でもないし、黄金道路の名称の由来を考えても人柱の話はあながちウソじゃないのかもしれないですね。
爽快感:☆☆☆☆☆ 夜の恐怖:☆☆☆☆☆ オススメ度:☆☆☆☆☆