潮干狩り(名蔵湾)


 

 
基礎データ
・場所: 市街地から車で約20分
・採れるもの: アサリが主。たまにノコギリガザミ
・採れる時間帯: 大潮の干潮前後計2〜3時間が狙い目
・採りやすい場所: 比較的手前の砂利ばかりの場所
・備考: 野生のカンと飲み込みのよさがカギ。熊手はヒットしたとき気づきやすい、横のラインを網羅しているものがお勧め

名蔵湾潮干狩りの場所はこちら

 


 

 石垣島の大潮の代名詞、潮干狩り。潮干狩りと言えば、アサリ。アサリと言えば、バター焼きか酒蒸し。潮干狩りの先に見据えるものは、戦利品としてのおいしい夕食です。 
 石垣島で最もメジャーな潮干狩りスポットは名蔵湾。湾に沿って駐車場や駐車スペースがあるので、大潮と休日が重なるとおじぃおばぁや家族連れで湾全体が賑わいます。


 今回は大潮で干潮が13:54だったので、1時〜3時の2時間が炎天下での耐久アサリ猟りレースとなりました。この日のメンバーは職場の人たち計4人とその息子1名。

名蔵大橋下の潮干狩りポイントでひたすら掻く。手は泥だらけ。

 まずは適当に見繕ってそのへんを掘ってみる。ここ、沖縄のイメージにあるキレイな砂地じゃないんですよ。このあたりは名蔵アンパルと言って、マングローブ林をメインとする汽水地帯になっているため、川から山の土が流れ込みます。おかげでこの一帯は豊かな生物の宝庫となっているわけだけど・・・泥なんだよ、泥。熊手でグサグサ砂地を掘り返すと、1pも満たない辺りから汚い(そして臭い)泥土が姿を現して衣服に飛び散ります。すぐに手は泥まみれ、熊手を持っている手から距離の近い場所は黒い点々がたくさんです。白い服はダメだ、白い服は・・・。

本格的なおばぁ参上。  でも、アサリが出てくるとうれしいもので。場所によって食べられるくらいの大きさのアサリがいるいないがパッキリ分かれているような気がします。大きな石の周囲が砂利になっていればその周囲が狙い目。水が引いてればなおよし。
 一つある程度の大きさのものが採れたらその辺に集中砲火を浴びせます。これでそこそこはいけるはず。

 黙々と掘り進めて約1時間。気がついて周りを見渡すと、人が増えてます。さっきまでは自分たちと親子連れくらいしかいなかったのに、本格的な格好をしたおばぁたちがイスを持ち出して座りながら掘り始めました。そういえば来たときはまだまだだった砂地も、だいぶ遠浅になってるなぁ・・・。


 職場の人たちは潮が引くのと一緒に移動していったのか、だいぶ遠くにいます。試しにみんなに追いついて遠浅になっている砂地でも掘ってみたけど、イマイチですね。数少ないし、小さい。即もと居た場所に戻りました。


すっぴん女性ばかりですが。  
 最後の40分くらいはほとんど食用サイズが出てこなくてちょっとくじけそうになったけど・・・3時を目前にして、ふいに当たりの場所を見つけました!あるんだね、こんな場所!ザクザク掘れば30秒に一つくらいの割合でそこそこ大きなアサリが採れます。3時に引き上げだったのに夢中すぎて忘れてた(笑


 4人中、食べようと思うほど採れたのは私ともう1人。あとの2人はほぼナシ。う〜ん、やっぱり見極めとか道具とかがモノを言うのかなぁ?
 1人はノコギリガザミを採ってました。けっこうゴツイけど、持って帰って食べるらしい。自分は見つけてもパスかなぁ・・・。


本日の戦利品。帰ってすぐ食べたいけど1日おあずけのジレンマ。  
 持って帰って、すぐに洗って砂抜き開始。
 失敗したら料理全体がひどいことになるから1日やろう。そう、明日の夕食はアサリのパスタに決定だ。



 

(2009.06.23)


 

 

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